キャッシングの機能

一般的交換手段

一般的交換手段(madium of exchange)としての機能は、各経済主体間の財やキャッシングサービスの交換取引において、いつでも(時期)、どこででも(場所)、誰からでも(交換相手)、貨幣との交換(間接交換)でそれが得られることを意味する。これは需要面から見たものであるが、供給面から見れば、それと財やサービスと交換に誰でも喜んで受け取ってくれるという一般的受領性(generalacceptability)を意味する。これはまさに貨幣流通の根拠となるものであることから、この機能は貨幣のもつ機能の中でも最も重要な機能であると言える。次に価値尺度(measureof Value)としての機能は、取引される財やキャッシングサービスを測る場合の基準となることを意味する。

交換比率とは

もちろん、これは貨幣に特有の機能ではない。物々交換経済では、たとえば「餅1kg烏賊では1尾に値し、梨では2個に値する」というように交換される財が価値基準となって、財と財が交換される。しかし、その場合に必要な交換比率の数は、貨幣が使用されることによる場合の交換比率の数よりはるかに大きなものとなる。貨幣の価値尺度としての機能は、交換比率を簡素化し、財の価値を統一的に表現することを可能にするのである。またこの機能は、個々人の好みあるいは主観によって左右される財の価値の評価を、市場で成立する価格すなわち客観的な価格に転化させることでやはり財の価値を統一的に表現させているのである。